PayloadCMSを使って一時間で無料CMSシステムを立ち上げてみた
作成日
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はじめに
CMS(コンテンツ管理システム)を短時間で構築できるツールとして、Payload CMSが注目されています。Payload CMSは、ヘッドレスCMSとして柔軟なデータ管理を提供し、TypeScriptベースで開発者にとって扱いやすいのが特徴です。本記事では、Payload CMSをVercelにデプロイし、1日でCMSシステムを構築する方法を詳しく解説します。また、ストレージもサーバーレスにするために、NeonやSupabaseを活用する方法についても紹介します。
PayloadCMSは、Nextjsで書いてるのでVercelとの連携が抜群で、ヘッドレスなので設定やカスタムが自由です。導入しやすいし拡張性も高いスタートアップには最適なCMSツールです。
ヘッドレスCMSとは?
ヘッド、つまりフロントエンド(ビュワー)のないCMS(Content Management System 、コンテンツ管理システム)のことです。

必要なもの
- Node.js(最新版推奨)
- Vercelアカウント
- GitHubアカウント
1. Payload CMSのプロジェクトを作成
まず、Payload CMSのプロジェクトをローカル環境に作成します。
1npx create-payload-app my-cms2cd my-cms3npm install
このコマンドを実行すると、my-cmsというディレクトリにPayload CMSの基本的な構成がセットアップされます。
2. 環境変数の設定
Payload CMSを動作させるためにはMongoDBの接続情報を設定する必要があります。.env ファイルを作成し、以下の内容を追加します。
1PAYLOAD_SECRET=your-secret-key2PORT=3000
2.1 Neonの設定
Payload CMSのデフォルトのファイルストレージはローカルですが、サーバーレス環境ではクラウドストレージを利用するのが望ましいです。NeonまたはSupabaseを使って、ファイル管理をサーバーレスにする方法を説明します。
Neonの設定:
Neon にサインアップし、新しいプロジェクトを作成。
データベースの接続情報を取得し、.env に追加。
1DATABASE_URL=postgresql://your-user:your-password@your-neon-db.neon.tech/your-database
payload.config.ts でNeonを利用するように設定。
1import { buildConfig } from 'payload/config';2import { postgresAdapter } from '@payloadcms/db-postgres';34export default buildConfig({5 collections: [/* your collections */],6 db: {7 adapter: postgresAdapter,8 url: process.env.DATABASE_URL,9 },10});
Supabaseの設定:
Supabase にサインアップし、新しいプロジェクトを作成。
ストレージ機能を有効にし、バケットを作成。
.env に接続情報を追加。
1SUPABASE_URL=https://your-supabase-url.supabase.co2SUPABASE_KEY=your-supabase-key
payload.config.ts にSupabaseを利用するストレージ設定を追加。
1import { buildConfig } from 'payload/config';2import { supabaseAdapter } from '@payloadcms/db-supabase';34export default buildConfig({5 collections: [/* your collections */],6 upload: {7 adapter: supabaseAdapter,8 config: {9 url: process.env.SUPABASE_URL,10 apiKey: process.env.SUPABASE_KEY,11 },12 },13});14
3. Payload CMSをローカルで起動
環境変数を設定したら、以下のコマンドでPayload CMSを起動します。
1npm run dev
ブラウザで http://localhost:3000/admin にアクセスすると、Payload CMSの管理画面に入れます。
4. GitHubリポジトリにプッシュ
Vercelでデプロイするために、プロジェクトをGitHubにプッシュします。
1git init2git add .3git commit -m "Initial commit"4git branch -M main5https://github.com/your-username/my-cms.githttps://github.com/your-username/my-cms.git6git push -u origin main
5. Vercelでデプロイ
Vercelにサインインし、新しいプロジェクトを作成します。
1. New Project をクリック
2. GitHubリポジトリを選択
3. MONGODB_URI や DATABASE_URL などの環境変数を設定
4. デプロイボタンをクリック
5. デプロイが完了すると、VercelのURLからPayload CMSにアクセスできます。
6. 色々修正
初期設定だと、metaタグ、faviconなどがPayloadのテンプレになっています。ここはCursorなどのAIを使って修正してみましょう
コードの修正を行なったあとは、必ずGithubにプッシュし、Vercelにデプロイしてください!
7. ページの修正及び記事の作成
PayloadCMSの管理画面にログインし、サイドバーにあるページの内容、SEOなどを修正します。記事を作成し、公開することで初めてのブログ完成です!

まとめ
たった1日でPayload CMSをVercelにデプロイし、CMSシステムを構築する方法を詳しく解説しました。さらに、NeonやSupabaseを活用することで、データベースやストレージもサーバーレスに対応可能です。
今すぐPayload CMSを試して、柔軟で拡張性のあるCMSを構築してみてください!
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